「マッタ マッタ ズィス ピスコ パニ ボイル アフター チャウチャウ ミックス ボイル ベター」。
これが、1970年春の三浦雄一郎氏のエベレスト・スキー探検隊で、エベレスト村長役の佐伯さん(写真1の左)がネパール人コックと交わした日本語・英語・ネパール語交じりの会話である。意味は、「待った、待った、この高圧釜に水をわかし、あとで乾うどんを入れて煮ると良いのだ」(資料1;254ページ)とのことである。佐伯さんは上半身を前かがみにして、体をゆすりながら、相手の目をやや上目遣いに見やりながら話す。すると、ネパール人コックが「リョウカイ リョウカイ」と日本語風の口調でうなずく。 続きを読む