「290万の世界の河川―流量は上流で増加、下流で減少― ネパール・ヒマラヤの河川環境の変化とその影響について」を追加しました。

1) はじめにー290万もの河川の35年間調査―
Dongmei Feng と Colin J. Gleason両氏は衛星データとコンピュータ・モデルを駆使し、1984年から2018年の世界中の290万もの河川の日々の流況を調査した(資料1)。その結果、下流域の44%の大きな河川の流量が減少しているのに対し、上流域の小さな河川では流量が1.7倍も増加していることを明らかにした。アフリカのコンゴ川や中国の長江、南米のラプラタ川などの河川の下流域では流量が著しく減少しているが、上流域の山岳地域の河川では流量が増加し、洪水頻度や侵食作用が増加しているという。さらに、ヒマラヤなどの上流河川で洪水が増加しているのは温暖化による降水量と融雪の増加で、下流へ運ばれる堆積物が増加するので水力発電所の稼働にも支障が出ている、と報告している。

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