-千畳敷カール夏便り-

”暑中お見舞い”としまして、中央アルプスの「千畳敷カール夏便り」をお届けします。
千畳敷カールを久しぶりに訪れることができましたのは、国際環境NGOヒマラヤ保全協会主催の下記1の集会が長野県の駒ヶ根市にあるJICA研修センターで行われた先週の7月25日でした。
山麓のロープウェイ起点のしらび平(1662m)はすでに夏日となる気温25度(湿度49%)でしたが、そこから950mも高いロープウェイ終点の千畳敷(2612m)では、気温は18度(湿度62%)で(写真1)、そよ風の吹く涼しい高原環境でした。氷河地形の千畳敷カールからは宝剣岳などの中央アルプスの山々が西に、また天竜川の東には、仙丈ケ岳や北岳などの南アルプスの山並みが遠くに望まれました(写真2)。まさにこれからが夏本番の千畳敷カールの景観を楽しむことができました。
千畳敷カールの剣ケ池周辺(写真3)には雪渓が残り(写真4)、高山植物のお花畑にはチングルマ(写真5)、シナノキンバイ(写真6)、ミヤマクロユリ(写真7)などが咲いていましたが、やがてくる秋の紅葉で主人公になるナナカマドの純白の花(写真8)がすでに咲き誇っていました。
それでは、みなさまも、お体を大切に!(2014.08.01記す)

記1
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