カトマンズで聞きますと、この大雪はインドに災害をもたらした大型サイクロン「ファイリン(Phailin)」の影響で、東ネパールのクンブ地域のゴキョウ周辺では1mほどの雪が降ったとのことです。また、カトマンズではこの2日間、大雨で国内線の飛行機がほとんど飛んでいないとのことです。山の豪雪、里の豪雨は、多くの日本人の方々が亡くなられた1995年11月のようです(PS1)。今回は、10月23日から氷河調査をはじめますので、その時にも雪はまだ残っていることでしょう。充分足元に気をつけるとともに、ニュースでサイクロン到来を聞いたら、安全な村へ避難しなければならない、と思っています。それでは、台風26号の被害が大きくならないことをヒマラヤより祈念しています。
PS1 ネパール・クンブ地方1995年パンガ雪崩報告. 1996, 雪氷, 日本雪氷学会, 58, 2, 145-155.
PS2 明日からは3泊4日でポカラへ行き、山岳博物館の展示の更新をしてきます。ナマステ!