ネパール2014春調査報告3 ポカラ
ポカラ到着後5日間で国際山岳博物館の展示更新が終了しましたので、ネパール中央部のマナスル峰西側のツラギ氷河湖の調査を行うかたわら、氷河湖近くの友人たちの分骨場をポカラ近くの景勝地に移そうと考えています。
1) 展示更新終了
国際山岳博物館の展示写真が色落ちしたり、見学者の引っかき傷の影響で醜くなっていた(写真1)ので、JICA学芸員の赤羽久忠氏に手伝っていただき、12点の写真を大型プリンターでA2判の大きさに印刷し、さらに色落ちと引っかき傷対策のために、ポカラの町でラミネート加工したうえで、ポカラ到着後5日間で再展示することができました(写真2)。
2) ツラギ氷河湖調査
ネパール中央部のマナスル峰西側のツラギ氷河湖(写真3)調査を4月12日~20日まで行う計画です。今回は、2008年11月, 2009年11月, 2010年10月, 2011年03月, 2012年10月に続き、6回目の調査です。調査のやり方は、テントは使わずに、従来から世話になっている現地の村人2人とともに、ハイピーシートの小屋掛けに寝泊まりしながら(写真4)、3人で調査をしてきます。
|
|
3) 分骨場の移転
瀬戸純・宮地隆二両氏の分骨場は、ツラギ氷河湖へ行く途中の、ナチェ村から3時間ほどかかるアル・バリにありますが、場所が比較的遠いため、ポカラでヒマラヤが良く見えるナウダダ峠近くに、ハリダイ・トラチャンさんが開発している宿泊施設(写真5)に移転しようと考えています。分骨場のケルン(チョルテン)は、ハリダイさんが国際山岳博物館でも作った経験があります(写真6)し、彼は施設のレイアウト図を描いてくれました(写真7)。
|
|