怪しげメールにご注意を
1) はじめに
まずは、下記のメールをご覧ください。皆さんも、きっと、驚かれることでしょう。
記
4005
滞納した税金がございます。
tax <infoweb@kobayashi.co.jp>
あなたが納税すべき国税等につきましては、いまだ納められていません。以下のリンクをアクセスし、記載されてる方法で直ちに全額を納税の上、御連絡ください。
www.pbibqaub.top
また既に金融機関等で納税された場合も必ずご連絡ください。期限までに納税の確認ができない場合、(国税通則法37条) により財産を差し押さえます。なお、指定期限にかかわらず、緊急を要する場合等には差押えを執行することがあります。
指定期限 2023年10月10日まで
この期限までに納付の確認ができない場合には滞納処分が執行されます
(連絡事項)
納稅確認番号:****3753
滯納金合計:2000円
納付期限: 2023/10/10
最終期限: 2023/10/10 (支払期日の延長不可)
本メールは、「国税電子申告・納税システム(e-Tax)」にメールアドレスを登録いただいた方へ配信しております。なお、本メールアドレスは送信専用のため、返信を受け付けておりません。ご了承ください。
発行元:国税庁
納付期限や最終期限を過ぎても何のお咎めもなかったことから、もちろん怪しげメールなのですが、そもそも発信者ドレス<infoweb@kobayashi.co.jp>が怪しいっようです。実は、下記のような怪しげメールに引っかかったことがありました。
記
0002
From: mailto:info@infoaxe.net
友達リクエストを申請します
-fushimih@hotmail.co.jp
上記は「友達リクエスト」を申請させるメールで、メール・リストの友人たちに転送されたので、迷惑フォルダーに入り込んでいたりして、皆さん、驚かされたかもしれません。それは、2015年10月のことでした。それ以後8年ほど、怪しげメールに興味を持ち、収集し始め、下記のようにその数が4千件を超えました。平均すると、1年間に500件ほど、2日に3件程度になりますが、最近では、1日に3~4件か、それ以上と、怪しげメールが増えてきています。あたかも、怪しげメール増大期になったようです。そこで、今回はとりあえずの報告として、怪しげメールに引っかからないために、その問題点を紹介し、その対策を考えます。なお。本報告であげている怪しげメール冒頭の4桁の数字は下記ファイルの整理番号です。
記
4千件以上の怪しげメールのファイル1~10と整理番号
最近では、アマゾンと称する怪しげな下記メールが数日おきに来ています。アマゾンに発注したメールを盗んで送り付け、さらに個人情報を盗み取り(フィッシング)、悪さをしようとしているようです。この商品の配達予定日は11月5日から11月10日となっているので、その日まで、後数日間はこの怪しげメールがくる、と思われます。
記
4021
注文完了時503-1776618-1047810に予期しない問題が発生しました
レトロ工房 – Amazon マーケットプレイス <68539tm28hj44t3@marketplace.amazon.co.jp>
伏見碩二様
ご連絡が遅くなりまして申し訳ございません。
注文後、在庫を確認しましたところ、店舗で販売されたところでした。
こちらのamazonでの商品ページが削除できておらず、商品管理のミスをしてしまっておりました。
仕入れ先等も全て確認しましたが、お品物のご用意が難しいとのことでした。
楽しみにされていたことと思います、大変申し訳ございません。
また引き続き仕入れができないかを確認して
見つかりましたら、ご連絡させていただきますが
今回は一旦ご返金にてご了承いただけませんでしょうか?
ご返金の手続きは簡単でございます。
下記の操作をお願いいただけますでしょうか?
1)下記のURLを開く https://www.amazon.co.jp/gp/your-account/order-history?ie=UTF8&ref_=ya_orders_ap & ;
2)「キャンセルリクエスト」をクリック
3)お問い合わせ内容の件名で「注文のキャンセルをリクエスト」を選び、確定ボタンをクリック
4)メッセージ(在庫切れのため、発送予定日が遅い等)を入力する
この方法で、ご返金処理が完了致します。
大変お手数をおかけしまして申し訳ございませんが何卒、宜しくお願い申し上げます。
重ねてお詫び申し上げます。
レトロ工房 販売担当 渡邉
アマゾンに関する怪しげメールに関しては、下記のように、アマゾンから注意喚起のメールが来ていました。
記
2023/07/28
Amazonを装った不審なEメール等にご注意ください
Amazon.co.jp <store-news@amazon.co.jp>
Amazon
伏見碩二 様
https://outlook.live.com/mail/0/inbox/id/AQQkADAwATY3ZmYAZS1hMTNiLWMwYWItMDACLTAwCgAQAFMekzJUUp9HqP553xSJ3C4%3D
平素よりAmazonをご利用いただきありがとうございます。
近年、信頼できる企業の名をかたったメール等を送信し、銀行口座情報やアカウント情報をだまし取る、フィッシングなどの不正行為が多数起きています。新しいテクノロジーを悪用した巧妙な事例も増えています。お客様のアカウントと情報を安全に管理いただくため、よく見られる不正行為の事例と対策をご紹介します。
プライム会員に関する不正行為
電話、SMS、またはEメールなどで、プライム会員の資格がなくなるなどとして、会費の支払いなどを求める事例があります。会員資格を継続するために必要として、お客様に支払い情報や銀行口座情報の入力を要求します。 支払い情報に関する不正行為
注文していない商品やサービスに対して、代金の支払いや支払い情報の更新を要求する事例です。代金を支払うかアカウント情報を提供しない限り、請求を債権回収会社に引き渡すとするケースもあります。
緊急性を装う連絡にはご注意ください: これらの不正行為は、お客様を要求通りの行動に誘導するため、緊急を装うことがあります。今すぐ行動を起こすことを求められた場合は、ご注意ください。
電話での支払いには応じないでください: Amazonは、サービスの支払い情報の提供を電話でお尋ねすることはありません。電話で支払いを求められたときは応じないでください。
身に覚えのない注文やサービスに関する連絡を受け取った場合は、Amazon.co.jpからの連絡ではない可能性があります。対応については、以下をご覧ください。 不審な連絡について報告する
アカウントのセキュリティ対策については、「コンピューターを保護する」も併せてご覧ください。
Amazon.co.jpでは、お客様の個人情報をEメールで送っていただくようお願いすることは決してありません。覚えのない注文に関する連絡を受け取った場合、それはAmazon.co.jpからの連絡ではない可能性があります。
不審なEメールを受信した場合は、メッセージ内のリンクや添付ファイルは開かないでください。
以下の場合もなりすましメールの可能性がありますのでご注意ください。
添付ファイルやソフトウェアのインストールを求める内容
本文中に多くの誤字や文法の間違いが含まれる内容
Amazon.co.jpが使用する差出人Eメールアドレス
Amazon.co.jpでは、主に以下の送信情報を使用してお客様にご連絡をしています。しかし、Amazon.co.jpを装った偽Eメールアドレスでフィッシングやなりすましメールが送信されるケースがあります。Eメールの「差出人」欄に下記に記載されているドメインのいずれかが含まれていない場合は、フィッシングメールやなりすましメールである可能性があります。
差出人のEメール:
amazon.co.jp
amazon.jp
amazon.com
business.amazon.co.jp
email.amazon.com
marketplace.amazon.co.jp
m.marketplace.amazon.co.jp
gc.email.amazon.co.jp
gc.amazon.co.jp
payments.amazon.co.jp
アカウントのセキュリティを強化するため、2段階認証を有効にしていただくことを推奨しています。
この情報は役に立ちましたか?
いずれにしても、怪しげメールの発信者が、アマゾンが指摘する上記のアドレスではなく、自称アマゾンの発信者は「<68539tm28hj44t3@marketplace.amazon.co.jp>」となっているとともに、前述の友達リクエストでは「From: mailto:info@infoaxe.net」で、発信者のメールアドレスがそもそも怪しげです。それでは次に、さらに、怪しげメールの典型的な例を紹介します。
2) 金で引っかける怪しげメール
2-1)4019
CHARITY PROJECT
Mr. Hassan ALKHATANI <demo@throld.com>
Dear Sir/Madam,
My Name is Mr. Hassan Alkhatani from Saudi Arabia, I want to donate money to the less privileged citizens in your country and in your region , but I do not want to donate the funds through the government, because governments do not keep to their promises, I am a billionaire, and I am very sick and I have only 30 days to live here on earth, I have donated money to different countries, I want you to receive the funds Fifty Million Dollars, and then use it to help the less privileged citizens in your country and in your region, you will take Five Million Dollars for yourself, and use 45 million to help the people who needs help, if you agree please contact me.
Mr. Hassan ALKHATANI.
SAUDI ARABIA.
以下は、「チャットGPT」で日本語に直してもらったものです。
慈善プロジェクト
ハッサン・アルハータニ氏 demo@throld.com
拝啓、
私はサウジアラビアのハッサン・アルハータニ氏です。私は、貴国および貴地域の困難な立場にある市民に寄付をしたいと考えていますが、政府を通じてではありません。政府は約束を守らないからです。私は億万長者であり、非常に病気です。地球にとどまる時間はあと30日しかありません。私はさまざまな国に寄付を行ってきました。5,000 万ドルの寄付金を受け取っていただき、それを貴国および貴地域の困難な立場にある市民を支援するために使用していただきたいと思います。5,000 万ドルのうちの 500 万ドルはお受け取りいただき、残りの 4,500 万ドルを支援が必要な人々に使用していただきます。ご同意いただける場合は、お問い合わせください。
ハッサン・アルハータニ氏
サウジアラビア
2-2)3250
A Donation Of £1.5 Million British Pound To You?
このメッセージは迷惑メールと判定されました。10 日後に削除されます。 迷惑メールではない
Grigg Barbara <spencertodo80@gmail.com>
My husband and I Ivan and Susan Westbury won £7.7 Million on
Saturday’s 2010 Lotto rollover jackpot. After going through your
profile this year 2022, we decided to donate the sum of £1,500,000 to
you as part of our own charity project to help improve the lot of the
people in your region; you count your self lucky. Contact our lawyer
to approve your payment.
Barrister FRANK PHILLIPS Chambers Email Address: barr.frankphillips12@gmail.com
please visit the website for further verification:
http://www.theguardian.com/uk/2010/jul/21/lottery-win-lightning-shock
Shock at £7.7m lottery win overwhelms couple – The Guardian
Susan and Ivan Westbury, both 64, from Nottingham, celebrate after winning the National Lottery on Saturday. Photograph: Andrew Matthews/PA
www.theguardian.com
Regards Ivan and Susan Westbury
以下は、英語から日本語への翻訳です:
題名
£1,500,000イギリスポンドの寄付はあなたに?
差出人
Grigg Barbara spencertodo80@gmail.com
私たちの夫妻、アイバンとスーザン・ウェストベリーは2010年の土曜日のロトの積み重ねジャックポットで£7.7ミリオンを獲得しました。2022年にあなたのプロフィールを見て、私たちはあなたの地域の人々の生活を向上させるための慈善事業の一環として、£1,500,000の寄付を行うことに決めました。あなたは幸運な方です。支払いを承認するために弁護士に連絡してください。
弁護士FRANK PHILLIPS 弁護士会 メールアドレス:barr.frankphillips12@gmail.com
詳細情報についてはウェブサイトをご覧ください:
http://www.theguardian.com/uk/2010/jul/21/lottery-win-lightning-shock
£7.7ミリオンの宝くじ当選でカップルが驚き – ガーディアン
サスカチュワン州ラロンジに住むジョン・ウィルソン(65)と妻のスーザン・ウィルソン(64)は、週末に行われた宝くじの抽選でおよそ10,000,000ドル(約8.3億円)を獲得しました。ウィルソンさん夫妻はソーシャルサービスで働いており、…
www.theguardian.com
よろしく、アイバンとスーザン・ウェストベリー
これらは、いずれも金で引っかけ、個人情報を盗み取ろうとする怪しげな(フィッシング)メールです。
3) 理解できない外国語の怪しげメール
英語のメールなら理解できますが、下記のような理解できない外国語の怪しげメールもきます。しかし、最近では生成AIで翻訳してくれるので、大いに助かります。いずれも、個人情報をねらっている怪しげな(フィッシング)メールです。
記
3-1) 4010
FedEx 발송물 도착 알림
FedEx Korea <inbox@gate.sws.co.jp>
안녕하세요,fushimih@hotmail.co.jp
사후납부통관 세금 안내입니다.
페덱스코리아는 고객님의 편의를 위하여 납부하실 세액이 당사에서 정한 범위 안에 있을 경우
세금납부 전에 먼저 물품을 배송해 드리는 납세 전 배송서비스(사후납부통관)를 제공하고 있습니다.
고객님께서는 첨부된 파일을 참조하시어 명시된 기한 내에 세금을 납부하여 주시기 바랍니다.
기타 자세한 내용은 첨부된 안내문을 참조해 주시기 바랍니다.
감사합니다.
以下は、、「チャットGPT」で韓国語のメールを日本語に翻訳したものです。
件名:FedEx 発送物到着のお知らせ
差出人:FedEx Korea inbox@gate.sws.co.jp
こんにちは、fushimih@hotmail.co.jp 様
後払い通関税金のご案内です。
FedEx Korea は、お客様の便宜のために、当社が設定した範囲内で税金を支払うべき金額がある場合、税金支払い前に商品をお届けする「後払い通関サービス」を提供しています。
お手続きについては、添付ファイルをご参照いただき、指定された期限内に税金をお支払いいただけますようお願い申し上げます。
詳細については、添付の案内書をご確認ください。
ありがとうございます。
3-2) 2688
Предложение
Aleksandr <info@s5.planeta-dsp.ru>
2021/06/05 (土) 8:05
https://outlook.live.com/mail/0/junkemail/id/AQMkADAwATY3ZmYAZS1hMTNiLWMwYWItMDACLTAwCgBGAAAD6vftlf7uOkKHMokbnHw1UwcACIy3Fa%2Fcf0S4dqXlRwm6pQAAAgEiAAAACIy3Fa%2Fcf0S4dqXlRwm6pQAEYLYmvQAAAA%3D%3D
Здравствуйте. Вас интересует продвижение сайта?
Напишите пожалуйста WhatsApp/Viber, Skype владельца сайта и передайте мое предложение.
以下は、「チャットGPT」でロシア語のメールを日本語に翻訳したものです。
件名:提案
差出人:Aleksandr info@s5.planeta-dsp.ru
日付:2021/06/05(土)8:05
こんにちは。あなたはウェブサイトのプロモーションに興味がありますか?
ウェブサイトの所有者のWhatsApp/Viber、Skypeを教えていただき、私の提案をお伝えいただけますか?
この翻訳がお役に立てれば幸いです。
3-3)1797
CONFIRMATION: EUROMILLIONS 2020
Isabel M. Anderson <ianderson@keystone.edu>
2020/02/27 (木) 22:04
https://outlook.live.com/mail/0/inbox/id/AQQkADAwATY3ZmYAZS1hMTNiLWMwYWItMDACLTAwCgAQAP84veZFY75CgBnTxbxv7po%3D
https://outlook.live.com/mail/0/junkemail/id/AQQkADAwATY3ZmYAZS1hMTNiLWMwYWItMDACLTAwCgAQAIPlUZ8wXHFFog4fBDNfsYg%3D
Bonjour Madame /Monsieur,
Nous vous contactons par cette présente lettre pour vous informer que vous venez
de gagner la somme de 680.000€ (Six Cent Quatre Vingt Milles Euros)
du tirage au sort organisé par la Française des Jeux LOTERIE EURO MILLIONS .
Pour la réclamation du gain veuillez entrer en contact direct avec Maître PATRICE SPINOSI
Courrier Electronique: me.patrice.spinosi@gmail.com
Pour plus d’information, Veuillez trouver le formulaire se trouvant en annexe
(Fichier Joint).
Très Cordialement,
LA DIRECTION Générale
Stéphane PALLEZ
以下は、フランス語から日本語への翻訳です:
件名
EUROMILLIONS 2020 確認
送信者
イザベル・M・アンダーソン ianderson@keystone.edu
日付
2020年02月27日(木)22:04
本文
https://outlook.live.com/mail/0/inbox/id/AQQkADAwATY3ZmYAZS1hMTNiLWMwYWItMDACLTAwCgAQAP84veZFY75CgBnTxbxv7po%3D
https://outlook.live.com/mail/0/junkemail/id/AQQkADAwATY3ZmYAZS1hMTNiLWMwYWItMDACLTAwCgAQAIPlUZ8wXHFFog4fBDNfsYg%3D
こんにちは、お客様、
この手紙を通じて、フランセーズ・デ・ジュー・ロトリー・ユーロミリオンズによる抽選で、680,000ユーロ(六十八万ユーロ)を獲得したことをお知らせいたします。
賞金の請求については、パトリス・スピノージ弁護士に直接ご連絡いただくようお願い申し上げます。
電子メール: me.patrice.spinosi@gmail.com
詳細については、添付のフォームをご確認ください(添付ファイル)。
どうぞお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
フランセーズ・デ・ジューの経営陣
ステファン・パレス
3-4)3293
खुसीकोखबर
mail net.office <mailnetoffice7@gmail.com>
ध्यानदिनुहोस्प्रिय:
हामीतपाईकोलामोसमयदेखीकोषसँगसम्पर्कमाछौं।यससप्ताहन्तमा, सञ्चालकसमितिर ECOWAS लेतपाईंकोकोषस्थानान्तरणकोमुद्दामाएकबैठकआयोजनागर्यो, रसबैविचार-विमर्शपछि, एटीएममातपाईंकोभिसाकार्डरद्दगर्नेरतपाईंकोकुलरकमसिधैतपाईंकोबैंकखातामाजम्मागर्नेबोर्डकोसम्झौता, जुनहो।विदेशमारहेकाहाम्रासबैग्राहकहरूलाईयतिठूलोरकमप्राप्तगर्नकोलागिअझभरपर्दो, सुरक्षितरसुविधाजनक।
यसबीचमा, उचितसमीक्षारप्रमाणीकरणपछि, मैलेतपाइँलेतपाइँकोभुक्तानीजारीगर्नअनुमतिदिनेसबैआवश्यकदायित्वहरूपूरागरेकोपुष्टिगरेकोछु, तरबैंकअधिकारीहरूकोएकवाअर्कोखराबबहानालेतपाइँकोभुक्तानीजारीगरिएकोछैन।तपाईंकोभुक्तानकोलागिजिम्मेवारकिनभनेतिनीहरूलेआफ्नोस्वार्थीचासोहरूपूरागर्नआफ्नोनिजीखाताहरूमातपाईंकोकोषरिडिरेक्टगर्नचाहन्छन्।
यद्यपि, तपाईंभाग्यशालीहुनुहुन्छकियुनाइटेडबैंकअफअफ्रिकाकोव्यवस्थापनलेतिनीहरूकोखराबयोजनाहरूपत्तालगाएकोछरत्यसैलेतपाईंलेहामीलाईआफ्नोभुक्तानीफाइलपठाउनअनुरोधगर्नुभयोताकिहामीलेव्यक्तिगतरूपमातपाईंलेआफ्नोरकमप्राप्तगरेकोसुनिश्चितगर्नभुक्तानीआवेदनप्रक्रियागर्नसकौं।
यससमयमा, हामीलेहाम्रोबैंकिङप्रोटोकलहरूमासेटगरिएअनुसार, तपाईंबाटकेहीआवश्यकजानकारीप्राप्तनगरीठोसकामगर्नसक्दैनौं, त्यसैलेहामीतपाईंकोदावीहरूकोद्रुतप्रशोधनलाईसहजबनाउनकोलागितलकासान्दर्भिकजानकारीहरूध्यानपूर्वकपढ्नरपूरागर्नचाहन्छौं।।
त्यसैलेहामीतपाईंलाईयसकार्यालयबाहिरकुनैपनिपत्राचारसँगथपसञ्चारबन्दगर्नसल्लाहदिन्छौं।तपाईंकोखातापुन: पुष्टिहुनेबित्तिकैतपाईंको $ 1,500,000.00 तपाईंकोबैंकखातामातीन (3) व्यावसायिकदिनहरूमाजम्माहुनेछ, रस्थानान्तरणकोप्रतिलिपिहरूतपाईंलाईरतपाईंकोबैंकरहरूलाईपुष्टिकोलागिपठाइनेछ।
तपाईंलेआफ्नोमनपर्नेकुनैपनिबैंकमाआफ्नोक्षतिपूर्तिकोषपुन: पुष्टिगर्नरस्थानान्तरणगर्नतलकोजानकारीकोसाथतुरुन्तैरेमिटेन्सविभागमासम्पर्कगर्नुपर्छ।
तपाइँको $ 1,500,000.00 कोतत्कालभुक्तानकोलागी, कृपयाहामीलाईईमेलद्वाराआजसम्पर्कगर्नुहोस्,
इमेल: infobankubaafricanunn@gmail.com।निम्नानुसारआफ्नोव्यक्तिगतजानकारीकोसाथमाथिकोकार्यालयमासम्पर्कगर्नुहोस्:
1. तपाईंकोपूरानाम ………………………………………… ……….
2. तपाईंकोपूराठेगाना …………………………….. …..
3. तपाईंकोनागरिकतारशहर ………………………………………… …..
४. सम्पर्कनम्बर …………………………………………… ..
5. इमेलठेगाना …………………………………………… ……….
6. तपाईंकोपेशा ………………………………………… ……….
7. तपाईंकोजन्ममिति
बैंकविवरणनिम्नानुसारछ:
1. बैंककोपूरानाम …………………………….. .. …….
2. बैंककोपूराठेगाना …………………………….. …….
3. खातावालाकोनाम ……………………………..
4. खातानम्बर …………………………………………… ….
5. स्विफ्टकोड …………
श्रीसेगुनअग्बाजेकोसबैपत्राचार।तेस्रोयुनाइटेडबैंकअफअफ्रिकाभुक्तानीकेन्द्रकोएकाई। (infobankubaafricanunn@gmail.com)
योसन्दर्भनम्बरइ-मेलगर्नुहोस्: ‘UNCC / 47Z / MG9IND’ तपाईंकोसरकारलेमान्यताप्राप्तपहिचान, सम्पर्कठेगानारटेलिफोननम्बरसहित।
नोट – अनुरोधगरिएकोजानकारीमाथिकोइमेलठेगानामामात्रपठाउनुहोस्।
तुरुन्तमुख्यालयमासम्पर्कगर्नुहोस्रधेरैढिलोहुनुअघिआजआफ्नोकोषप्राप्तगर्नुहोस्।
तिनीहरूलाईअहिलेसम्पर्कगर्नुहोस्रतपाईंलेआफ्नोबैंकखातामा $ 1.500.000 मिलियनप्राप्तगर्दामलाईसम्पर्कगर्नुहोस्।परमेश्वरकोमहिमासँगैबाँड्नसक्षमहुन।
स – सम्मान
以下は、ネパール語から日本語への翻訳です:
題名
幸せなニュース
差出人
mail net.office mailnetoffice7@gmail.com
ご注意:
私たちは、長らくあなたと連絡を取っています。今週、ECOWAS執行委員会があなたの銀行口座への転送に関する問題に関する会議を開催し、全検討と審議の後、ATMを介してあなたのビザカードを発行し、海外にいる私たちの多くの顧客に利用できるようにするため、安全な手続きを行います。
その一環として、適切な審査と確認の後、私たちはあなたに支払う責任すべてを完了し、銀行の役員たちが新しい支払いを行っていないことを確認しました。あなたの支払いのために、あなたの銀行口座にダイレクトで送金するための手順を開始しました。
ただし、運のいいことに、ユナイテッド・バンク・オブ・アフリカの経営陣があなたの不適切な支払いの計画を暴露したため、あなたに自己満足の支払いを受け取ることを拒否しました。あなたの支払いに関する請求を提出する際に、彼らがあなたの口座を直接盗むことはありません。
あなたの支払いを受けるために、私たちにあなたの銀行情報を提供していただくことをお願いします。詳細については、以下の情報を含む書類を事務所まで送信してください:
お名前
住所
市町村
連絡先番号
メールアドレス
職業
生年月日
以下は銀行の詳細情報です:
銀行名
支店名
アカウント名
アカウント番号
SWIFTコード
すべての文書を確認した後、お支払いを完了したことを確認し、銀行役員たちがあなたの口座に支払いを送金するための手順を開始します。
$1,500,000の即時支払いを受け取るために、今すぐ以下のメールアドレスにご連絡いただき、個人情報と必要な情報とともにオフィスと連絡を取ってください:
メール:infobankubaafricanunn@gmail.com
また、以下の電話番号を含む、あなたの個人情報と関連情報と一緒にオフィスに連絡を取ってください。
以上の情報を提供し、$1,500,000の受け取りを確定させるために、支払い申請プロセスを開始できます。
今すぐ主要なオフィスにお問い合わせいただき、できるだけ迅速にあなたの支払いを受け取ってください。神のお加護と共に、成功することを願っています。
敬具
[署名]備考:情報提供はメールでのみ行ってください。
4) 対策
怪しげメールのいくつかを例に挙げて、チャットGPTとグーグルBardおよびマイクロソフトBingに「下記のメールを読んで、問題点を明らかにしてください」と尋ねたところ、それらの回答は次のようでした。
4-1) チャットGPT
(回答なし)
4-2) グーグルBard
メールの問題は、すべて詐欺メールです。
4-3) マイクロソフトBing
Sure, I can help you with that. Here are some ways to identify email scams:
・Check the sender’s email address: Scammers often use email addresses that look similar to legitimate ones, but with slight variations. For example, they might use “microsoft-support@hotmail.com” instead of “microsoft-support@outlook.com” to trick you into thinking the email is from a legitimate source.
・Is the greeting impersonal? Scammers often use generic greetings like “Dear customer” or “Dear sir/madam” instead of addressing you by name.
・Check contact information and dates: Legitimate companies usually provide contact information like phone numbers and physical addresses in their emails. If this information is missing or incomplete, it could be a sign of a scam.
・Check the branding: Scammers often use logos and branding that look similar to legitimate companies, but with slight variations. For example, they might use a logo that looks like Microsoft’s, but with slightly different colors or fonts.
・Check if the linked website is legitimate: Scammers often include links in their emails that lead to fake websites designed to steal your personal information. Before clicking on any links, hover over them to see if the URL matches the company’s official website.
・Is the email asking for personal information or bank details? Legitimate companies usually don’t ask for sensitive information like passwords or bank account numbers via email.
・Does it have poor spelling, grammar and presentation? Scammers often make mistakes in their emails, such as misspelling words or using poor grammar.
I hope this helps! Let me know if you have any other questions. 😊
以下は、「マイクロソフトBing」で日本語に直してもらったものです。
メール詐欺を特定する方法については、以下のような方法があります。
・送信者のメールアドレスを確認する:詐欺師は、正規のメールアドレスに似たメールアドレスを使用することがよくありますが、わずかな違いがあります。例えば、「microsoft-support@outlook.com」の代わりに「microsoft-support@hotmail.com」を使用して、あなたが正規のソースからのメールであると思わせるように仕向けることがあります。
・挨拶が冷淡であるかどうか:詐欺師は、名前で呼びかける代わりに「お客様」とか「拝啓」といった一般的な挨拶を使用することがよくあります。
・連絡先情報や日付を確認する:正規の企業は通常、電話番号や物理的な住所などの連絡先情報を電子メールで提供します。この情報が欠落している場合や不完全な場合は、詐欺の兆候である可能性があります。
・ブランディング(商品のシンボルマークやブランドロゴなど)を確認する:詐欺師は、正規の企業に似たロゴやブランディングを使用することがよくありますが、わずかな違いがあります。例えば、Microsoftのロゴに似たロゴを使用する場合でも、色やフォントが若干異なる場合があります。
・リンクされたウェブサイトが正当であるかどうかを確認する:詐欺師は、個人情報を盗むために設計された偽のウェブサイトへのリンクを電子メールに含めることがよくあります。リンクをクリックする前に、URLが企業の公式ウェブサイトと一致しているかどうかを確認してください。
・電子メールで個人情報や銀行口座番号を求めているかどうか:正規の企業は通常、パスワードや銀行口座番号などの機密情報を電子メールで求めません。
・スペルミスや文法の誤り、プレゼンテーションの質が低いかどうか:詐欺師は、電子メールでスペルミスや文法の誤りなどのミスを犯すことがよくあります。
以上です。何か他に質問があればお知らせください。😊
生成AIの特徴と問題点に関しては、すでに下記で報告しましたが、「チャットGPT」と「グーグルBard」の回答がそっけないことに対して、「マイクロソフトBing」は丁寧に対応してくれているのが、今回も分かりました。特に、「送信者のメールアドレスを確認する:詐欺師は、正規のメールアドレスに似たメールアドレスを使用することがよくありますが、わずかな違いがあります」や「正規の企業は通常、パスワードや銀行口座番号などの機密情報を電子メールで求めません」などの指摘は、前述の「Amazonを装った不審なEメール等にご注意」の忠告とともに、肝に銘じておきたいと思います。
記
生成AIの特徴と問題点
チャットGPTやグーグルBard、マイクロソフトBingの比較から
https://glacierworld.net/travel/aach-memorandum/aach-memorundam16/
5) 参考資料
怪しげメールの注意点に言及した最近の報告を参考のために記しておきます。
5-1) 「AI犯罪」がやっぱり始まってしまった…最新の情勢は? AI詐欺から身を守るには「合言葉」が効く
2023年6月9日 12時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/255568
人工知能(AI)を利用した犯罪や不正が、国内外で相次いでいる。生成AIの急激な進化もあり、ニセ電話詐欺などの被害が拡大。予想する専門家は多かったものの、やはり始まってしまったという状況だ。対策が進まない理由など、最新状況を探った。(岸本拓也、中山岳)
◆本物そっくり「ディープフェイク」で大金失う
(L) 多発するAI詐欺事件について報じる中国メディアのウェブサイト
(C) ツイッターに投稿されたゼレンスキー大統領のディープフェイク画像(左)と実画像との比較
(R) AIに関する次世代リーダーと意見交換する岸田首相(奥)
「AI詐欺多発! 10分で430万元(約8400万円)をだまし取られた人も」。5月、こんなAI詐欺事件が中国メディアで大きく報じられた。
現地メディアによると、中国福建省でIT企業代表を務める男性に4月、通信アプリ微信(ウィーチャット)のビデオ通話で連絡があった。ビデオに映っていた相手の顔と声は友人そのもの。「入札の保証金を貸してほしい」と依頼され、友人と信じ込んでいた男性は430万元を振り込んだ。その後、本物の友人に電話して詐欺と分かった。
AIを使って写真や動画、音声を本物そっくりに加工する「ディープフェイク」と呼ばれる技術が悪用された可能性が高い。
「中国ではディープフェイクを使った詐欺が多発し、ネットメディアを中心にAI詐欺の危険性を訴える記事が増えた」と語るのは、本紙中国特派員の白山泉記者。中国政府はAIを悪用しないよう規制を強めており、「詐欺被害から国民を守る目的以上に、政治家のフェイク動画などが出回って国家の秩序が乱されることを警戒している」と背景を推し量る。
◆3〜4秒の音声データで、一致率85%のなりすまし音声
米国でもAIを悪用した「なりすまし詐欺」が増加傾向にある。特に増えているのが電話による詐欺。米紙ワシントン・ポストによると、昨年は1100万ドル(15億円)の被害があり、その多くがAIで被害者の身内や知人そっくりに作った音声にだまされたという。
米セキュリティー企業マカフィーは4月、米国や日本、英国など7カ国で「AI音声詐欺」の現状を調査した。5月に発表した報告書によると、7カ国平均で10人に1人がAI音声詐欺に遭遇し、このうち77%が実際にお金を失ったと回答した。国別の遭遇率では、インドが20%と最も高く、米国が14%と続き、日本は3%と最も低かった。
報告書では、AIがなりすまし音声を作るために必要な本人の音声データを、SNSに投稿されたビデオなどから入手される恐れがあると指摘。英語では、3〜4秒の音声データがあれば、85%の一致率でなりすまし音声を作成できるとし、「AIがサイバー犯罪の状況を一変させ、参入障壁がかつてないほど低くなっている」と結んだ。
◆著名人だけでなく、一般人でもなりすまし音声の危険性
AI音声詐欺は今のところ英語圏が中心だが、ただでさえニセ電話詐欺の被害が多い日本にも広がる恐れはないのか。「必ず日本にも上陸する。現状、日本語でなりすまし音声をつくるには、10分超の音声データが必要だが、技術的な課題はいずれ乗り越えられてしまう」と、NPO法人「デジタルリテラシー向上機構」の柳谷智宣代表理事は警鐘を鳴らす。
「著名人だけでなく、一般人でも間違い電話を装って音声を録音されて、なりすまし音声をつくられる危険性もある」と指摘した上で注意を呼びかける。「身内と声が似ていても、本人とは限らない可能性があるということをまず知ってほしい。その上で、親子で合言葉を決めるなど、警戒意識を高めてほしい」
◆使いやすいがゆえに、悪用相次ぐ
AI犯罪の懸念が高まるなか、AIを使った不正やトラブルも相次いでいる。
東京都内で4日にあった、将棋の学生日本一を決める「学生名人戦」。優勝した男子学生が対局中にスマートフォンで将棋AIアプリを使っていたとして失格になった。全日本学生将棋連盟によると、対局中たびたび離席していたため、不審に感じた一部の参加者が調査を求めた。その結果、離席中にスマホで最善手を検討する将棋AIアプリを使ったことが判明した。
昨年3月にはウクライナのゼレンスキー大統領が同国の兵士に武器を捨てるよう呼びかけるディープフェイク動画がユーチューブなどに流された。今年5月には米紙ニューヨーク・タイムズが、ある民事裁判で資料に実在しない判例が6件含まれていることが分かり、提出した弁護士が対話型AI「ChatGPT」で作ったと認めたと報じた。
ITジャーナリストの三上洋氏は「今は著名人、一般人問わず多くの人が映像を配信している。そうした映像や音声を、AIを使って不正や詐欺に悪用することもできてしまう」と警鐘を鳴らす。文書や画像をAIが作ったものか判定する技術も開発されているが、「AIが進化すると検知できないものもすぐ作れるようになる。いたちごっこの状態だ」という。
懸念は海外でも強まっている。欧州刑事警察機構(ユーロポール)は3月公表した研究リポートで、ChatGPTを含む生成AIが、IDやパスワードを盗み取る「フィッシング」やサイバー犯罪に使われる恐れがあると警告した。
桜美林大の平和博教授(メディア論)は「AIに限らず新しいテクノロジーは、活用によって社会のメリットとなる一方、悪用されるケースも出る。特に生成AIは進化のスピードが速く機能も高度なため、リスクも大きい」と指摘する。
「開発元と、その機能を運用する企業でまずは対策をすることが必要だ。犯罪に悪用されるようなテキスト生成をブロックする機能をはじめ、サイバー攻撃用のプログラムを出力しないようにするなど技術的な制限が求められる。サイバー犯罪は国境を簡単に越えるため、国際的なガイドライン作りも必要だろう」
◆「責任を取れるのは人間しかいない」
5月にあったG7広島サミットの首脳声明では、生成AIについて年内に国際ルールを取りまとめる目標を定めた。これに先立ち、日本政府は「AI戦略会議」を発足させた。
こうしたルール作りで先頭を走るのが欧州連合(EU)。悪用されるリスクの高いAIの利用を厳しく制限する「AI規制法案」をまとめ、2024年施行を目指している。
この法案について、ITジャーナリストの星暁雄氏は「例えば、防犯カメラ映像をAIの顔認識機能で解析するのを厳しく制限している。こうした規制は企業だけでなく警察も対象になる。規制を強める背景には、欧州でかつてナチスが生まれた反省がある。法執行機関が人権侵害するリスクにも敏感だからだ」と解説する。
一方、日本で規制を巡る議論は遅れているという。「政府は、AIを産業振興や経済成長に生かそうとする姿勢が強い。偽の動画や画像をはじめ、フェイクニュースも大量に作れるAIが、人権や民主主義を脅かすリスクを軽視している」と危ぶみ、こう強調する。
「もっともらしく嘘を書いた文章など、AIの生成物は誤りを含む可能性を排除できない。そして悪用された場合、責任を取れるのは人間しかいない。急激に普及している今、人間の責任を問うための仕組み作りが急務になっている」
◆デスクメモ
知人の映像も音声も信用できなくなるとは…。家族なら普段からコミュニケーションを取り、話の内容もチェックすべきなのだろうか。一人一人の自衛が必要だが、多分それだけでは防ぎきれない。取り締まりや防犯PR、そのための法整備を政府が急がないと、後手に回ってしまう。(本)
5-2) 社説
広がるネット犯罪 被害防止へ情報の共有を
毎日新聞 2023/6/25 東京朝刊 856文字
https://mainichi.jp/articles/20230625/ddm/005/070/120000c
社会のデジタル化に伴い、インターネットを舞台にした犯罪が広がり続けている。対策を急がなければならない。
新型コロナウイルスの感染拡大により、オンラインサービスやキャッシュレス決済が急速に普及したことも背景にある。
典型的なのはクレジットカードの不正利用だ。日本クレジット協会の統計によれば、2022年の被害総額は436億7000万円で、統計を取り始めた1997年以降の最高額となった。
企業へのサイバー攻撃によるカード情報の漏えい、偽サイトに個人情報を入力させる「フィッシング」などで集められた情報が悪用されている可能性が高い。
パソコンやスマートフォンに「ウイルスに感染した」などと偽の警告を出して不安をあおり、復旧作業料名目でプリペイド型電子マネーを購入させる「サポート詐欺」も横行している。独立行政法人「情報処理推進機構」には22年、過去最多となる2365件の相談が寄せられた。
泣き寝入りする被害者も少なくないとみられる。捜査当局や行政による対策は追いついていない。
警察庁の有識者会議は4月に公表した報告書で、警察が窓口対応に消極的なことを問題視した。警察署に相談に来た人に「捜査しても攻撃者にたどり着くことは難しい」などと応答した例を挙げ、丁寧に話を聴くよう求めている。
ネット上で通報や相談を受け付ける仕組みもあるが、現在は都道府県警ごとに設置されていて使い勝手がよくない。そのため、23年度中に窓口が警察庁に一元化される見込みだ。
しかし、警察の対応だけでは限界がある。消費生活センターなど他の相談機関との業務の分担、他省庁との被害情報の共有などを進めなければならない。民間の力を活用した被害者支援のネットワーク作りも必要だろう。
市民の協力も欠かせない。コンビニエンスストアの店員が高額の電子マネーを購入する高齢者に気づき、被害を未然に防いだケースが数多く伝えられている。
ネット犯罪の被害に歯止めをかけなければならない。そのためには一人一人がリスクを意識し、官民を挙げて取り組む必要がある。
5-3) 上半期の特殊詐欺被害は約9400件 “サポート詐欺”急増 警察庁
2023年8月2日 6時19分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230802/k10014149871000.html
ことし6月までの半年間の全国の特殊詐欺の被害はおよそ9400件、193億円にのぼり、中でもパソコン画面に「ウイルスに感染した」といったうその警告を表示させ、現金をだまし取る「サポート詐欺」の被害が急増していることが警察庁のまとめで分かりました。
警察庁によりますと、ことし6月までの半年間に全国で確認された特殊詐欺の被害は9464件、193億円で、去年の同じ時期に比べて1900件余り、およそ40億円多くなりました。
このうち最も多いのが架空請求詐欺で、中でもパソコン画面に「ウイルスに感染した」といったうその警告画面を表示させ、現金や電子マネーをだまし取る「サポート詐欺」が1214件と急増しています。
「サポート詐欺」はウイルスに感染したとうその表示で不安をあおったうえ、遠隔操作でサポートを行うように見せかけて現金などをだまし取ろうとするものですが、パソコンを再起動したり、電源を切ったりすれば表示を消せるケースが多いということです。
現金ではなく電子マネーをコンビニなどで購入させてその番号を送らせる手口も増えているということで、警察庁は注意を呼びかけるとともに、高額の電子マネーを購入する客に積極的に声をかけてもらうなど、対策を強化することにしています。
以上、今回は怪しげメールに引っかからないための報告ですが、皆さんもご注意ください。