AACH100周年における北大山岳館の重要性と中村晴彦さんについて

 第8回100周年準備委員会を欠席しますので、下記の提案をお伝えします。よろしくご検討ください。

1)北大山岳館の重要性

「100周年をお祝いするには、いろいろな方法がありますが、一つの例としては、北大山岳館という記念建造物を訪れることです。北大山岳館は、山岳部の歴史や活動を紹介する展示物や資料がありますので、ぜひご覧ください」(資料1)というのが、生成Aiの一種であるマイクロソフトBingに「北海道大学山岳部は100周年を迎えますが、何をしたらよろしいでしょうか?」と尋ねた時、北大山岳部のホームページを参考文献にあげての回答であった。
(資料1)
AACH備忘録(16) 生成AIの特徴と問題点
チャットGPTやグーグルBard、マイクロソフトBingの比較から

AACH備忘録(16) 生成AIの特徴と問題点

また資料2で述べているように、京都大学学士山岳会(AACK)や日本ネパール協会関西支部の方々は「AACHはすばらしい山岳館を持っていて、現役との接点があるので、羨ましい」と言ってくれていたのである。
(資料2)

AACH備忘録(8) 伊藤秀五郎さんの視点で(2)
AACHにおける伊藤秀五郎さんの評価―ツルでの出来事―

AACH備忘録(8) 伊藤秀五郎さんの視点で(2)

以上のように、生成AIでも、また関西の山関係の方々も、山岳館の重要性を認識していることは、皆さんも感じていることと思いますが、私たちの誇りだと思います。従って、北大山岳部の100周年にあたり、山岳館の課題解決が重要なテーマのひとつになる所以です。

 

2)山岳館の課題解決への中村晴彦さんのかかわり方について

さてそこで、山岳館の課題解決の取り組み方に関しては、100周年の企画にできるだけ多くの会員が参画し、北大山岳部の多様性を発揮する必要性をこれまでの会議で申し述べてきたつもりですが、十分には意図が伝わらなかったきらいがありますので、山岳館の課題解決への中村晴彦さんのかかわり方について、特に次の2点について再考してくださるようお願いします。

A)中村さんが会議メンバーになるようご検討ください。

と言いますのは、中村さんは長年にわたり山岳館の整備運営に携わってきた方であることは皆さんもよくご存知と思いますので、100周年の企画の1つとして重要な位置を占める山岳館の課題解決のために彼のこれまでの経験に根差した知識は必要であるばかりでなく、山岳館のこれまでの議論の際に、次に述べる写真アーカイブスの件でもそうですが、しばしば不明の案件が出現し、彼がメンバーに加わっていれば明らかになることが多かったからです。
なお、このA)の提案をしたところ、1会員から彼の性格を問題視する発言があり、私のこの提案は頓挫してしまったような状況が続いていますが、会員の性格の違いを乗り越えて、山岳館の課題解決のためには彼の経験知は必要不可欠と考えますが、いかでしょうか。山岳館の課題解決が100周年記念の重要なテーマになっているが故に、長年にわたり山岳館の整備運営に携わってきた中村さんが参加していないことはAACHにとって適材適所の観点が実現していないと感じるのは私一人ではないでしょう。山岳館の課題解決のために前述した彼の経験に根差した知識を役立てていただくためには、彼の性格を問題にするのではなく、彼の経験知が必要かどうかの観点から再考していただくようお願いします。

B)会員の方々の山に関する写真を募り、中村晴彦さんが整備してきた写真アーカイブスを再編集したらいかがでしょうか。

中村さんが8千枚ほどの写真アーカイブスを山岳館で整備していたことは渡辺興亜会長が会議でしばしば言及されていましたし、その点は会員の河村彰人さんからも聞いていましたので、この100周年の機会にできるだけ多くの会員が参画するアーカイブスが実現し、会員の多様性ある諸活動を貴重な写真でまとめることができたら良い、と考えますがいかがでしょうか(写真整備の場としては山岳館のほかにホームページもその可能性があるかもしれません)。
なお、資料3で報告したように。「できるだけ多くのAACH会員が参画できる100周年のあり方」として、会員の多くの人達も貴重な写真や各種資料を持っていると思いますが、お亡くなりになると所在不明になり、利用できなくなる可能性があるとともに、スライド写真などを長期間放置しますと、カビの発生などにより画像が劣化しますので、100周年の機会にできるだけ多くの会員が参画する企画の1つとして、山に関する会員の貴重な写真データなどを整備・公開できたら良いと思っています。

(資料3)
AACH備忘録(15) 100周年によせて

https://glacierworld.net/travel/aach-memorandum/aach-memorandum15/

 

3)おわりに

Bさんとして登場している中村さんが「この素晴らしいAACH文化を継承し発展していくためには、酒を飲んで批判をしているばかりではなく、具体的な文化的な取り組みが必要であると言いたかったのです。幸い現役部員たちは歴史を聞くことに大変興味を持ってくれていて、部員総会の後で時間をもらって、少しづつ話をするようにしています」(資料2)と述べているとともに、「老害だ、ボケだ、歪曲していると言われようと、蔑まれようと、私はこのAACH文化が好きだから、文化史を掘り起こし、記録し、後世に残していくための作業を今後も続けていくつもりです」(資料2)と展望していたことをしみじみと思い出すばかりです。
それでは皆さん、上記のA)とB)につきまして、ご検討のほどよろしくお願いします。