1)  データベースはフィールドワークの履歴書

40年ほど前、琵琶湖に潜り込む雪解け水を木に登って観察していた時、10mほどの高さから落ち、肋骨7本を折り、そのうち4本が肺を痛めた。そのため胸の手術を行い、30㎝ほど切られた手術跡が背中に残っている。胸のレントゲン写真を撮ると、4本の肋骨にはぐるぐる巻きの針金が写る。何かの時の身元証明になるかもしれない。また、外からは分からないが、20年ほど前の心筋梗塞で狭くなっていた心臓の冠動脈3本すべてにはステントが埋め込まれた。さらに、鼠径ヘルニアなどの手術跡もある満身創痍に近い体になってしまっている。しかしながら、2015年までの70歳前半まではヒマラヤの5500mの氷河末端まで行き、フィールドワークをすることができてはいた。最近5年ほどは、コロナの蔓延などもあり、従来は毎年行っていたヒマラヤのフィールドワークができない状況が続く中で、冥土に近づく80歳前半を迎え、足の衰えを感じるようになった。そこで、朝夕の1時間ほどの散歩をとりあえず試みてはいるが、残念ながら、足腰などの老化は一向に改善の兆しが表れないばかりか、体力の衰えをますます実感しはじめると、これまでに貯めてきた4万枚の写真などのデータのことが気になり始めた。このまま衰えて行ったら、半世紀以上にわたってヒマラヤなどの氷河の世界でフィールドワークをした時に得られた自分にしか分からない写真などのデータは、ゴミになって、挙句の果ては捨てられてしまうのではないか。だが、それらのデータのうち幾分かは自分以外の方々にも役立つかもしれないことをひそかに期待して、下記のデータベースを友人の干場悟さんの助けをお借りして整備し、データのゴミ化を防ぐことに注力した。言うなれば、終活作業の一環でまとめたこのデータベースは、「氷河の世界」で半世紀にわたり、何を見て、何を考えてきたかを示す、ぼくのフィールドワークの履歴書である。

図1 データベースの挿絵(ツラギ氷河湖周辺の右のP29峰などの山々)

図1 データベースの挿絵(ツラギ氷河湖周辺の右のP29峰などの山々)

氷河の世界

https://glacierworld.net/

2)  氷河調査の発端は北極海海洋調査

 ぼくは1963年11月から1年半の北極海海洋調査をしたアルバイトを手始めに、その軍資金で、アラスカ→北極海漂流→ヨーロッパ自転車旅行→西アジア→ネパールを廻って、1966年3月までの2年4カ月で東回りに地球を一周しました。ユーラシア大陸の縁を巡る旅であった(図2)。ネパールに初めて入ったのは1965年10月で、友人たちの地質氷河調査隊に合流するため、寝具を担ぎ、ポカラからダウラギリ峰近くのチューレン・ヒマールまで村人の助けを借りて10日間ほどひとりで歩きました。その時のヒマラヤの山々と村人との心温まる経験が病みつきになって、それ以来30回ほどヒマラヤ通いをするようになりました。最近では年に1~2回、世界最高の山岳地域に鎮座する神々の座を拝みながら、50年間ほどのヒマラヤの環境変化を見つめています。そこで、ヒマラヤなどの氷河地域の自然と人の生活をかいま見た下記の旅行紀行をお届けし、皆さまをお誘いしたいと思っています。

図2 ユーラシア大陸の縁を巡る世界一周の旅(赤線)とその関連図

図2 ユーラシア大陸の縁を巡る世界一周の旅(赤線)とその関連図

氷河へのお誘い

https://hyougaosasoi.blogspot.com/

図3 「氷河へのお誘い」の挿絵(ポカラの国際山岳博物館から見えるアンナプルナ山塊)

図3 「氷河へのお誘い」の挿絵(ポカラの国際山岳博物館から見えるアンナプルナ山塊)

デジカメなどが普及している現在は、多くの人達が貴重な写真や各種資料を持っていますが、例えば、亡くなると所在不明になり、利用できなくなる可能性があるとともに、スライド写真などを長期間放置しますと、カビの発生などにより画像が劣化しますので、貴重な写真データなどを整備・公開したら良いと考えました。そこで、干場悟さんに整備していただいて、写真などの資料を下記で「gallery」としてまとめています。この「氷河の世界」のギャラリーには1963年の北極海調査以降2017年までのネパール・ヒマラヤなどの海外調査等で撮影した画像4万枚ほどが含まれる。これはオープンなデータベースですので、自由に利用してください。このような各自の資料の整理と公開は例の「オープン・サイエンス」化の流れに資するのではないか、と思っています。

gallery

https://glacierworld.net/gallery/

3)  「氷河の世界」の背景

ヒマラヤの氷河をはじめて見てから50年ほどがたちました。ほとんどの氷河が著しく縮小しています。なかには消えてしまった小さな氷河もあります。ネパール・ヒマラヤの氷河をはじめ、人間も、いろいろな生物も、いわゆる温暖化の影響を受けているのです。このことはネパールのみならずヒマラヤ周辺の国々も同様で、遠くはヒマラヤを起源とする南アジアの大河、インダス・ガンジス・メコン・長江・黄河などの流域全域に影響を与えています(図4)。例えば、黄河中流域では“断流” と言われ、毎年半年以上も水がない状態になるとのことです。

図4 モンスーン・アジアの水循環図

図4 モンスーン・アジアの水循環図

南アジアの大河川河口域の大都市周辺は、インドに象徴的に表れているように、21世紀後半には世界で最も人口増加が著しい地域です。南アジアでは、ヒマラヤの氷河減少で河川水位が低下するのにくわえて、海水位は温暖化による氷河の融解で上昇するため、河口域の河川水に海水が流入します。その際、海水は地下水にも潜り込むので、河川水も地下水も塩水化します。そのため、増加する人口が必要とする淡水の水資源が減少してしまう。そこで、淡水を求める環境難民が大量に発生することが危惧されているのです。南アジアの水資源の重要な源はヒマラヤの氷河ですので、ここでは「氷河の世界」と題して、特にヒマラヤの氷河の動向を調査しながら、ヒマラヤ周辺だけでなく、南アジア全体の環境変動を見つめていきます。

4)  2023年10月の各国の閲覧状況

2023年10月のの国別順位は下記のように、日本→アメリカ→(np)ネパール→フランス→ドイツ→インド→オランダ→(sg)シンガポール→ロシア→カナダ→ベトナム→中国→イギリスで、ページビュー数は日本が2643回、ヒット数と転送量はネパールがそれぞれ16443回と1091MBでトップでした(図5)。ネパールの躍進が見られたのはヒマラヤの氷河を研究してきた者としては大変うれしい限りです。

図5 ギャラリーの利用状況

図5 ギャラリーの利用状況

Lhakpa Gyalu Sherpaさんが半世紀ほど前の写真を利用してくれています。

写真1 クンデ村の子供たち

写真1 クンデ村の子供たち

1970 on the way back from Khumjung School , 50 years before ! Photo of Professor: Hiroji Fushimi who was Scientific Research Team member of 1970 Japanese Ski Expedition and later he resided in Khunde to do field survey and research of Gyajo Glacier.

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Ang Temba Sherpa

Good to see old photo . It looks at that time they have shoes 👞 . I don’t have shoes 1970 . To day we all with shoes !!!

Lhakpa Gyalu Sherpa

写真2 クンデ村の娘たち

写真2 クンデ村の娘たち

1000 words is equivalent to a single image! Photo of 1970s by Professor Hiroji Fushimi a glaciologist-geologist after the Japanese Everest Ski Expedition did research of Gyajo glacier the catchment of Theso river. The venue is Nasagirpo ( big chautaro- rest platform) at Shyangboche where Khumjung pa and Khunde wa diverge.

5)  「氷河の世界」内容  サイトマップ

 

トップ

https://glacierworld.net/

5-1) ホーム

https://glacierworld.net/home/

伏見碩二のプロファイル

経歴、学歴、職歴、受賞歴、担当授業科目(滋賀県立大学)、海外調査歴、業績、著書、論文、「環境学」関連報文、その他

図6 「氷河の世界」の挿絵(マチャプチャリ峰を取り巻くアンナプルナ山塊)

図6 「氷河の世界」の挿絵(マチャプチャリ峰を取り巻くアンナプルナ山塊)

5-2) 地域研究

https://glacierworld.net/regional-resarch/

図7 「地域研究」の挿絵(左は最高峰チョモランマ峰、中はモンゴルのフブスグル湖、右はチベット高原)

図7 「地域研究」の挿絵(左は最高峰チョモランマ峰、中はモンゴルのフブスグル湖、右はチベット高原)

5-2―1) ヒマラヤ

東ネパールのクンブ地域には幾つかの氷河の拡大時期を示すモレーンが見られる。クンブ地域の現在の氷河に覆われた面積が氷河地域全体の23%(170平方キロ)であり、そして現在の氷河の平均的な末端高度は約5000メートルである。

    氷河

        Glacial history in the Khumbu region, Nepal, in relation to upheavals of the Great Himalayas.

        氷河群の時空間構造-生態学的氷河学の視点から-

        Nepal case study: Catastrophic Floods

        As a JICA Senior Volunteer Advocating Environmental Awareness

        Sightseeing disaster of the higher Himalaya in Nepal

        ネパール氷河調査隊ハージュン基地建設

        ハージュン日誌 Lhajun Diary

        ツラギ氷河湖調査報告

        イムジャ氷河湖関連報告

        ギャジョ氷河 Structural studies on Gyajo Glacier

        Gyajo Glacier

        Recent fluctuation of glaciers in the eastern part of the Nepal Himalayas

    氷河湖決壊洪水

        1.なぜ、ネパールの大規模氷河湖は決壊しないのか

        2.Glacier Lake Outburst Flood (GLOF)

        3.調査報告 セティ川洪水とマディ川氷河湖洪水

        4.マディ川氷河湖洪水

        5.セティ川洪水

    マチャプチャリ研究

        1.Visibility and Air Pollution

        Holly Mountain

        2.Snow Shape

        3.Cloud Formation

    エコ・ツアー

        1.Grand Canyon of Pokhara

        2.Dhampus

        3.Tulagi Glacier Lake

        4.Imja Glacier Lake

        5.Gyajo Glacier

        6.Annapurna Base Camp

        7.Poon Hill

    Google 画像解析

        1.Housing Site and Landslide in Kathmandu

        2.2008 Kosi Flood

        3.Top of the World (Mt. Chomolungma)

    地質構造

    地形的特徴 Mts. Kailus and Chomolungma

    ヒマラヤの自然史

    その他

        1.アンナプルナ・サーキット

        2.Large Airborne Picture

        3.Sightseeing disaster of the Himalaya in Nepal

        4.現地情報 ヒマラヤの大雪2013年10月16日

        5.現地情報 ポカラにて2013年10月18日

        6.現地情報 クンブ地域2013年10月21日

  1.  ネパール・ヒマラヤの環境変化-森林保全に関連して- 概要

        8.ネパール・ヒマラヤの環境変化-森林保全に関連して- スライドショー

        9.ヒマラヤ地震博物館(Himalayan Earthquake Museum)

5-2―2) モンゴル

   The water level of Lake Khuvsgul has risen 80cm in the recent 40 years, so that the surrounding forest, pas

5-2―3) 中国

 ついにトランス・ヒマラヤからグレート・ヒマラヤを旅行できるチャンスがめぐってきた。中国科学院は,1980年5月25日~6月1日に北京で青蔵高原科学討論会「Symposium on Qinghai-Xizang(Tibet)Plateau」を開催し,6月2日~6月14日にチベット高原南部のエクスカーションを企画した(図1)。青蔵高原とは,青海からチベット(西蔵)にかけての,いわゆる内陸アジア高山地域の一部を示している。

チベット紀行 -氷河現象からみたトランス・ヒマラヤからグレート・ヒマラヤの自然

5-2―4) 北極

私は1963年11月から1年半の北極海海洋調査をするアラスカ大学のアルバイトを手始めに、その軍資金で、アラスカ→北極海漂流→アイスランド→ヨーロッパ自転車旅行→西アジア→インド→ネパールを廻って、1966年3月までの2年4カ月で地球を一周しました。その時の出発点になった北極画像を紹介します。(北極海より抜粋)

  1.  北極海

    2.Scientific studies North Pole and across Greenland

  1.  スピッツベルゲンと北欧の酸性雪

5-2―5) 日本

日本各地について地域研究の項目です。琵琶湖、立山、千畳敷カール、北海道(日高山脈)、阿嘉島が収録されています。

    琵琶湖

  1.  暖地積雪
  2.  豪雪・廃村・過疎
  3.  雪国の家
  4.  雪害と雪利

        琵琶湖の雪

    立山

        1.立山カルデラ砂防博物館・室堂・弥陀ヶ原巡見

        2.立山周辺巡見

        3.室堂・弥陀ヶ原積雪調査

        4.立山から”残暑お見舞い”

  1.  立山・御前沢調査

    千畳敷カール夏便り

    錦秋に山岳博物館とカトマンズ大学を想う

    北海道(日高山脈追悼登山)

    阿嘉島

        1.阿嘉島臨海研究所滞在見聞録(1)

        2.阿嘉島臨海研究所滞在見聞録(2)

    日本に氷河はある,のか

5-3) 学会

学会

5-3-1) 雪氷学会(2012年) ヒマラヤ・フィールド報告

ネパール中央部にあるポカラ周辺のセティ川の洪水とマディ川の氷河湖決壊洪水の調査を2012年5月13日~23日まで11日間行ったので、両現象の発生原因の概要を報告する。セティ川洪水はポカラ滞在中に発生した災害で急遽現地調査を行った。またマディ川氷河湖決壊洪水の報告(文献)を見ると、その著者が現地調査なしに報告しているので、何としても現地を見ておきたかった。(一部抜粋)

セティ川洪水とマディ川氷河湖決壊洪水の原因

5-3-2) 滋賀県立大学

ここが、ぼくのいるところです。環境という名前が3つもつく。カンマで区切らなきゃ、よく分からないではないか。大講座は完全な誇大表示で、実態は完全小講座。その中でぼくは、琵琶湖の水資源問題の基礎となる水循環を中心に研究・教育をしているが、何をめざそうとしているのか。おりしも今年の春には、滋賀県立大学の初めての卒業生を送りだし、大学院生を迎える。この1年に担当した講義は、滋賀の自然史、自然環境学2、地学1、地学実験、環境地学、環境フィールドワーク1と3、自然環境実習1、自然環境特別実習、専門外書講義1と2、自然地理学、環境生態学演習、卒業研究と14科目もあるので、それなりに忙しい。・・・・・(本文より一部抜粋)

    1.滋賀県立大学・環境科学部・環境生態学科

     2.ヒトと自然の共存の道、いまだ遠し

     3.私の環境への取り組み

     4.私の授業(教育)

     5.トキとヤナギとタブ―共存の観点で―

     6.私のフィールドワーク

     7.講義とクラブ活動

5-3-3) 名古屋大学

ヒマラヤなどを旅していた1960~70年代がなつかしい。1960年代の北極海とユーラシア大陸の放浪、そしてアラスカの旅のあと、あの”70年安保”で北大にいずらくなったわたくしは、樋口研究室の自由なアトモスフィアーに魅力をかんじた。いわゆる民青と三派の「政治的」なるものよりも、どちらかというと個人的な旅のきらいはあったが、できることなら「探検的」なことをもとめたいとおもっていたからだろう。(1.なつかしの樋口研サロンより抜粋)

     1.なつかしの樋口研サロン

  1.  樋口文庫

5-3-4) 北海道大学

北大構内のひとつの環境問題

  北大に来て、こんに悲しい光景に出合うとは思いもよらなかった。ポプラ並木が根元からすっかり切り倒されていたのである(上写真左)。北大では農場にあるポプラ並木が有名だが、理学部から工学部方面に行く、構内を南北に通る道路の西側のポプラもなかなか風格のある並木だった。そこは、かつて中谷宇吉郎先生がはじめて人工雪の研究をした実験室の近くである(上写真右)。だが、これらのポプラは老齢樹で、倒木の危険がある、と北大関係者は考え、根元からバッサリと切り倒してしまったのである。

5-3-5) 国際氷河学会カトマンズ会議

国際氷河学会カトマンズ会議の報告原稿

 「ネパール2015年春」の主な内容は、1)カトマンズ大学の講義と2)ポカラ国際山岳博物館の展示更新ですが、講義期間中には3)国際氷河学会のカトマンズ会議参加や講義後半には4)学生たちとネパール中央部のランタン・ヒマラヤ調査を行う予定です。

5-4) 旅の記録

旅の記録

5-4-1) ネパール(旅)

2012年から2017年の6年間にネパール各地を訪問した記録です。JICA派遣によるポカラ山岳博物館シニアボランティア在職時の記事もご覧いただけます。

   2012年秋調査

        計画

        調査結果-(1)ツラギ(ダナ)氷河・湖

        調査結果 (2)ドゥドゥ・コシ上流ビムタン地域

    2013年秋調査

        1.東ネパール・クンブ地域の調査-イムジャ氷河湖変動など-

  1.  旅行余話(1)
  2.  旅行余話(2)
  3.  ヒマラヤ写真館(1)クンブのご来迎と夕照
  4.  ヒマラヤ写真館(2)クンブで見られる8000m峰
  5.  ヒマラヤ写真館(3) 何を食べていたか?

        7.クンブ地域の最新情報

        8.ポカラにて

        9.ヒマラヤの大雪

    2014年春調査

        1.カトマンズにて1

        2.カトマンズにて2

        3.ポカラ

        4.ツラギ

        5.断層と水の挙動

  1.  マチャプチャレ

        7.マナスル Day

        8.ICIMOD会議

        9.IMM(国際山岳博物館)展示更新

        10.ポカラよ、また

        11.お世話になった現地の人々

        12.調査のまとめと今後の計画

        13.カトマンズ大学の講義準備編

    2015年春調査

        1.クアランプールからカトマンズへ

        2.アジア高地の氷河に関する国際シンポジウム

        3.国際氷河会議の終了

        4.カトマンズ大学の講義開始

        5.カトマンズ大学にて

        6.ネパール地質学会

        7.ネパール地震(1)当日から5日目

        8.ネパール地震(2) ポカラ紀行(写真速報)

        9.ネパール地震(3)ポカラからカトマンズにもどりて(写真速報)

        10.ネパール地震(4)ヌワコット王宮へ(写真速報)

        11.ポカラ報告(写真速報)

        12.カトマンズ大学の講義報告

        13.ランタン地域の雪崩災害等に関する情報交換の進展

  1. 2015ネパール地震(5)サンクーで考えた。

        15.余録(1) お世話になった方々

        16.余録(2) KCH

        17.帰国報告

        18.北海道大学山岳館講演会の要旨

    2016年春調査

        1.カトマンズの第1印象は、黒、だった。

        2.ヒマラヤ地震博物館とヒマラヤ災害情報センター

        3.ネパール地震の経験から-ヒマラヤ地震博物館構想-

  1.  二つの会議

        5.ゴルカ地震国際会議

        6.マナスル初登頂60周年記念祝賀会

        7.カトマンズからポカラへ-スモッグの原因ー

        8.最終講義の報告

        9.お世話になった方々

        10.お世話になった方々(追加)とヒマラヤ博物館構想の進展

        11 ヒマラヤ地震博物館に関して-雲南懇話会とネパール地質会議、カトマンズ大学講義-

  1.   新しいヒマラヤの写真データベースなど

        13.カトマンズに戻りました

  1.  ネパール地質会議そして、東ネパールで地震発生
  2.  帰国しました

        16 .サロンからヒマラヤへの想い

    2017年春調査

        1.-カトマンズ大学講義など-の予定

  1. 2017年(写真報告)カトマンズに着きました。
  2.  (写真報告)カトマンズ大学につきました。
  3.  ランタン村周辺調査の予察的速報

        5 ランタン村周辺の雪崩災害と災害地形などについて

        6. コメントについて

  1.  ランタンの旅をまとめ、ポカラへ
  2.   バルンGLOFについての緊急報告
  3.  ポカラの想い出
  4.  コメントについて
  5.  バルンGLOFについての緊急報告2

        12.バルンGLOFについての緊急報告3

  1.  さらば!カトマンズ大学、そしてガウリシャンカール峰
  2.  余話1
  3.  余話2 ネパール写真の整備と公開

        16.余話3 カトマンズ・ポカラ間の河川環境の変化

        17.余話4 何を食べていたのか!

  1.  余話5 ヒマラヤ展望率
  2.  余話6 春の花
  3.  余話7 トイレ事情とゴミ
  4.  余話8 カトマンズ盆地の大気汚染
  5.     余話9 写真データベースの整備と立山雪渓の変化
  6.  余話 10 ネパールの交通事情の変化と課題

        24 余話11 Season’s Greetings

  1.  余話 12 物価上昇とライト・エクスペディションの考察
  2.  余話 13 物価上昇とライト・エクスペディションの考察へのコメント

5-4-2) 東南アジア

ネパール往来時の合間を縫って2012年から2014年にわたり、途中下車で世界最大のカルデラ湖トバ湖を身近に眺めるインドネシア、イラワジ川の畔にたたずむ仏教国ミャンマー、内陸の国ラオス、デルタ地帯で内戦が行われたベトナムの旅行記。

      2012年秋番外編(インドネシア)

      2012年秋調査番外編(ミャンマー)

      2013年秋番外編(ラオス)

      2014春番外編 (ベトナム)

5-4-3) 北東アジア

2000年、2001年訪問したモンゴル、2001年訪問したシベリア(ヤクーツク)そして、ヒマラヤとモンゴルの考察、内陸アジア湖沼群への温暖化影響に関した記事を掲載しています。

      1.モンゴルのフブスグル湖-水位変動の原因と対策-

      2. 2000年のモンゴル調査報告

      3. 2001年のモンゴル調査報告

      4. 内陸アジア湖沼群への温暖化影響

      5. ヒマラヤとモンゴルの経験から

      6. シベリア

5-4-4) アラスカ(ポイント・バロー)

北極海に面するアラスカ北部のポイント・バローはアメリカの北極研究の基地(Arctic Research Laboratory)になっています。

5-4-5) ヨーロッパ

1965年ヨーロッパ各地自転車旅行を筆頭に、ドイツ、スイス、オーストリア訪問の記録です。旧ソ連のバイカル湖訪問の記録も記載されています。

       1.ヨーロッパ・自転車旅行

    2.水保全に関するドイツ・スイス・オーストリー三国ボーデン湖合同会議

    3.ボーデン湖・バイカル湖紀行(1)

    4.ボーデン湖・バイカル湖紀行(2)

5-4-6) ケニア

ケニア-2007年の旅行写真集-    キリマンジャロ山周辺やセレンゲッティ平原をめぐるアフリカの自然を感じた旅であった。

5-4-7) 回想録

百沢智也、井上治郎、宮地隆二、樋口明生、渡辺真之、瀬古勝基、米道裕彌各氏の回想録を収録しています。故人のご冥福をお祈り申し上げます。 回想録として、カトマンズ大学での講義の思い出を掲載しました。

5-4-8) AACH備忘録

AACHとはAcademic Alpine Club of Hokkaido University(北海道大学山岳部・山の会)の略です。 「北大山岳部は、創立以来、 北海道の山岳を中心に、また世界的にも活動を行っている。

      AACH備忘録(1)コロナ禍で“Why”を問う

      AACH備忘録(2)平田更一さんの花便り

     AACH備忘録(3)吉田勝・渡辺興亜両氏の学術調査報告

      AACH備忘録(4) 藤原章生さんと原真さん

      AACH備忘録(5)-World’s Highest Ice Core-

     AACH備忘録(6)-カイラス飛行-

      AACH備忘録(7) 伊藤秀五郎さんの視点で・・・・

      AACH備忘録(8) 伊藤秀五郎さんの視点で(2)

       AACH備忘録 (9) 関西支部芦峅ヒュッテの跡

     AACH備忘録(10) 安藤さんの事業集大成は「国際山岳博物館」

 AACH備忘録(11)  ヒマラヤの木崎さんのことなどー思いつくままにー

    AACH備忘録(12) 海幸山幸の大森さんを偲ぶ

    AACH備忘録(13) 木崎さんの思い出;二題

    AACH備忘録(14) 木崎さんの思い出;二題(英訳)

    AACH備忘録(15) 100周年によせて

    AACH備忘録(16) 生成AIの特徴と問題点

    AACH備忘録(17) AACH100周年における北大山岳館の重要性と中村晴彦さんについて

5-5) ギャラリー

https://glacierworld.net/gallery-2/

図8 「ギャラリー」の挿絵(左はモンゴル、中はデジカメ以前のネパールA, 右はその以降のネパールB写真)

図8 「ギャラリー」の挿絵(左はモンゴル、中はデジカメ以前のネパールA, 右はその以降のネパールB写真)

 1963年以降2017年までの海外調査等に関連した写真合計44065枚を公開し、ヒマラヤの写真などはネパールの人達がFaceBookなどで利用しています。

5-5―1) Arctic           437枚

北極海地域の調査として、1963年から1965年にかけての北極海海洋観測と1993年のノルウエイのスバルバール島の氷河調査がある。

5-5―2) Bhutan        1866枚

ブータン・ヒマラヤの調査としては、2002年のブータン北部のルナナ地域の氷河調査と2003年の中央部プナカ地域で河川地形の調査を行った

5-5―3) China             28枚

中国での調査としては、北京で開催された1980年の青海西蔵高原科学討論会および2001年の上海から西安までの揚子江船旅と黄河上流の蘭州周辺の画像である。なお、氷河調査に関係するチベットは中国とは別項目「Tibet」にまとめている。

5-5―4) Europe          490枚

ヨーロッパでは、1965年に終了した北極海調査の後、ロンドンからナポリまでの自転車旅行と2011年の「アルプス3大名峰スイスの旅」で氷河地形などを観察した。なお、2011年の旅の最後に飛行機から見たカラコラム地域の氷河と山は別の項目「2011Karakoram (Dubai-Osaka)」にまとめてある。

5-5―5) India           2160枚

インドの画像については、インド・ヒマラヤの1974年のガルワリ地域、2004年と2005年のヒマチャル・プラでッシュ地域のレー周辺のザンスカール地域の氷河調査時に撮影した。

5-5―6) Karakoram     107枚

2011年9月の旅行ツアー「アルプス3大名峰スイスの旅」の最後に、ドバイから関西空港までの飛行機がカラコラム山脈を通過したので、K2峰周辺などの山や氷河地域を撮影することができた。

5-5―7) Mongolia       498枚

モンゴルに関しては、北西部のフブスグル湖とその周辺の森林火災や永久凍土の調査を行ってきた。

5-5―8) Nepal_A     10029枚

1965年から2005年までに行った13回のネパール・ヒマラヤ地質・氷河調査時に撮影したカラー・スライドと白黒写真で、いわゆるデジカメ以前の写真合計10029画像である。

5-5―9) Nepal_B     26635枚

2008年から2017年まで行った10回のネパール・ヒマラヤ地質・氷河調査およびカトマンズ大学講義の際に撮影したデジカメ写真で、写真合計は26635枚である。写真データベースの総枚数は43046画像であるので、その6割強も占め、デジカメ時代の撮影枚数が如何に多いかを示している。

5-5―10) Russia           201枚

ロシアの画像に関しては、1990年のソビエト時代と新生ロシアになった2001年および2002年のバイカル湖の調査と2002年のヤクーツク地域の永久凍土と森林火災の調査を行った。

5-5―11) Tibet           1614枚

チベットに関しては、1980年のラサからカトマンズまでの巡検旅行、1987年の西コンロン山脈周辺の氷河調査およびチベット高原の横断旅行、および2001年のラサからカトマンズへの飛行からみたチベット側のエベレスト周辺の画像である。

Total         44065枚

5-5―12) 吉田克人カンチェンを行く

吉田克人1971年北海道大学卒業後、南米アンデス山脈の地質研究を行い、チリのサンチャゴ大学で地質学博士となる。 2016年にカンチェンジュンガ峰のカンバカルナ谷周辺のトレッキングを行い、合計85枚の写真を提供してくれた。

5-5―13) 東南アジア歴訪

https://glacierworld.net/travel/seasia/

20110218 to 0308 South East Asia

期間は2011年2月18日から3月8日まで、干場悟さんとマレーシアとタイを旅行したネパールに行くまでの19日間、977枚の写真記録である。

5-5-14) カトマンズ大学での講義資料と関連写真

https://environmentalchangesofthenepalhimalaya.weebly.com/

 ヒマラヤ山脈の環境変化に関する写真については、2015年~17年の春季3か月間にカトマンズ大学で行った講義で使用した、図2と4のような下記のテーマごとにまとめた写真がある。

Kathmandu University (KU) Lecture

Environmental Changes of the Nepal Himalaya

1)  Introduction

図9―1) カトマンズ大学で使用した写真例1

図9―1) カトマンズ大学で使用した写真例1

1-1.  Personal history of my student era

1-2. Student’s research activities in Nepal Himalaya

1-3.  Activity of the international cooperation

2)  Philosophy of Nature

図9―2) カトマンズ大学で使用した写真例2

図9―2) カトマンズ大学で使用した写真例2

2-1. The present is the key to the past.

2-2. Academic Fields

2-3. Environmental Preservation

2-4. Earth History and Great Mobile Belt

2-5. Glacial History of the Himalayas

3)  Environmental Issue

図9―3) カトマンズ大学で使用した写真例3

図9―3) カトマンズ大学で使用した写真例3

3-1. Glacial Phenomena

3-2. Machapuchari Studies

3-3. Eco-tour

3-4. Summary and Concluding Remarks

なお、カトマンズ大学の講義資料の中には、お世話になっている友人の干場悟さんの下記のコンピューター講座も含まれている。

Hoshiba’s Easy Computer

https://easymycomputer.weebly.com/

図9-4 干場さんのコンピューター講座の挿絵

This lecture  helps the student for proper use of computer and more knowledge for it.

CREATE YOUR OWN WEBSITE FOR YOUR CLASS TOGETHER.

Learn different skill and ideas to create website step by step.

Website remain all the data and document in the cloud.

Never miss the data and easy to open for public.

Prolouge

    This lesson doesn’t provide the study for the programming neither Hardware Engineering.

    lMy lecture tells you how to utilize the computer and improve the general knowledge  for it’s operation.

    Think together Act together toward the success for the better  computing.

    Do Nepalese way in Nepal..

Learn more skills

    How to maintain our computer well.

    Create the own Blog and Website.

    Free web Hosting

    How to process GPS data.

    Collaboration with Smart Phone.

    Concept of Smart lecture.

    Picasa Web album.

    Collaboration with other devices (iPhone and Android)

    Bar code and QR code

    Google calendar on your website

5-6) リンク

https://glacierworld.net/link/

5-6―1) 北海道大学山岳部・山の会

  「北大山岳部は、創立以来、 北海道の山岳を中心に 世界的に活動を行ってまいりました。出身者は六百数十名を数え、 北大山の会を組織して、山で共に 過ごした仲間として、世代を越えた友情を培っています。北大山岳部の歴史は“山文化”の一部となっ ています。」)

5-6―2) カトマンズ大学講議用ホームページ

ku-icon2015年2月から5月にかけて開催される講議用資料をホームページでまとめ「オープンレクチャー」という新しい試みを始めようとしています。

5-6―3) How to get the skill OF computing By HOSHIBA

hoshiba-lectureコンピューターを更に有効に利用するノウハウを掲載しました。

5-6―4) 氷河へのお誘い(ブログ)

fushimi_blogヒマラヤなどの氷河地域の人と自然の生活を垣間見た旅行記をお届けしています。本篇はこのホームページをご覧ください。

5-7) サイトマップ

https://glacierworld.net/sitemap/

5-8) お問い合わせ

https://glacierworld.net/contact/

ご意見、ご質問、は下記のフォームをご利用ください。あなたの名前やメイルアドレスが公開されることはありません。

6)  その他

 家族たちのための個人的なデータベースには、これまで撮りまとめている子供たちそれぞれの写真のほかに、万が一の場合に備えて、遺言書などを終活の一環としてまとめた。これは、いわば家族間の個人的なデータベースである。

7)  むすび

ギャラリーに整備されたネパールの写真をみると、デジカメ以前の1965年から2005年までの40年間に撮影したカラー・スライドや白黒写真が10029枚(Nepal_A)だったのしたいして、その後のデジカメで撮った2008年から2017年までの10年間に行った10回のネパール・ヒマラヤ地質・氷河調査およびカトマンズ大学講義の際に撮影した写真枚数の合計は26635枚(Nepal_B)に達した。デジカメの10年間の写真枚数がそれ以前の40年間の写真枚数の約2.7倍にもなる。写真データベースの総枚数は43046画像であるので、その6割強も占め、デジカメ時代の撮影枚数が如何に多いかを示している。

デジカメを使うようになって撮影枚数がウナギ登りに増えている半面、フィールドノートに記載し記録することが少なくなっている。つまり、良くないこととは知りながらも、デジカメをフィールドノート代わりに使っているのだ。困ったことだが、いったん写真に撮ると、すべて記録したように錯覚してしまうようだ。多くの人たちがGoogleフォトやPicasa3、FaceBookなどでデジカメ写真を投稿する時代にあっては、ますます、デジカメ写真全盛の趨勢は揺るがないが、そこがGoogleやFaceBookなどの巨大情報産業の狙いで、便利さゆえにやすやすと個人情報が吸い取られてしまっている風潮をみるにつけ、個人情報を保護する必要性を感じている。かつて利用していたGoogleアルバム・アーカイブは、「ご利用いただけなくなりました」という通告で、保存していた写真資料が残念ながら見られなくなってしまった。このような巨大企業の一方的なふるまいがあることを忘れてはならない。

現在話題になっている生成AIにも同様な問題がある。かつてその特徴を明らかにするために、話題になっているチャットGPTやグーグルBard、マイクロソフトBingそれぞれに、1)「北海道大学山岳部は100周年を迎えますが、何をしたらよろしいでしょうか?」と2)それぞれに「依存しすぎると、思考能力の低下をきたすかもしれないと考えますが、如何でしょうか?」、および個人的ですが3)「Who is Hiroji Fushimi?」の3つの質問の回答を比較し、生成AIの問題点を探りました(下記)。その結果、これら3つの生成AIに共通する回答手法は、従来の膨大な資料を箇条書きにとりあげて、質問に対してもっともらしい回答を上からの目線で示す歴史家的な見方で、ともすれば常識的なごもっともな提言が多いのに対して、現実的な視点から新しい資料をフィールドワーク的に発掘・提示する下からの目線の手法に乏しいのが生成AIの弱点ではないか、と解釈できた。従って、今後のAIのさらなる実用化は、比較的単純な知的労働を大きく変える可能性が指摘されていますが、生成AIの弱点を補うために、フィールドワーカーによる現場から探求する現実家的視点がますます重要性を増す、と解釈できた。現在では、「EUは、巨大IT企業のビジネスモデルには、公正な市場取引だけでなく、個人データの乱用や偽情報などの拡散で民主主義のあり方もゆがめてしまう恐れがあると危惧する」とし、また日本でも「インターネットの検索サービスで圧倒的なシェアを握る米グーグルに対し、公正取引委員会の調査のメスが入った」(下記資料)と報られている。

つまり、上記の意をくんだフィールドワーカーなら急速に拡大しつつある生成AIをもってしても及ばぬ新たな課題領域を開拓することができるのではなかろうか。そのためにも、このような個人的なデータベースが、ささやかだが、存在価値を発揮できれば良いのだが、と個人的には思っている。言ってみれば、終活作業の一環でまとめたこのデータベースは、「氷河の世界」で半世紀にわたり、何を見て、何を考えてきたかを示す、ぼくのフィールドワークの履歴書であるからこそ、一人一人が、また、その一人一人が融合し、それぞれのデータベースを作り上げる意味があるのではなかろうか。なぜなら、一人ではとうてい立ち向かえないが、それぞれが大きくまとまれば、巨大情報産業にも対峙できる可能性がでてくることは否定できないであろう。


生成AIの特徴と問題点
https://hyougaosasoi.blogspot.com/2023/05/aach16-ai.html

資料
欧米で進む規制 EUは寡占禁止に新法も Google公取委調査
毎日新聞 2023/10/23 22:08
https://mainichi.jp/articles/20231023/k00/00m/020/336000c?utm_source=article&utm_medium=email&utm_campaign=mailasa&utm_content=20231024

補遺
以上に加えて、下記も報告した。

カトマンズ大学での講義の思い出
https://hyougaosasoi.blogspot.com/2023/07/blog-post.html
カトマンズ大学での講義の思い出(2)
https://hyougaosasoi.blogspot.com/2023/08/blog-post.html
ネパール・ヒマラヤ氷河調査隊(GEN)50周年の思い出(1)
―そうか、あれからもう、半世紀たつのか!―
https://hyougaosasoi.blogspot.com/2023/09/gen50.html
ネパール・ヒマラヤ氷河調査隊(GEN)50周年の思い出(2)
カイラス望見飛行とチベット高原へのあこがれ
https://hyougaosasoi.blogspot.com/2023/10/blog-post.html
怪しげメールにご注意を
https://hyougaosasoi.blogspot.com/2023/11/blog-post.html
琵琶湖水位考
https://hyougaosasoi.blogspot.com/2023/12/blog-post.html
ぼくのデータベース「氷河の世界」
https://hyougaosasoi.blogspot.com/2024/01/blog-post.html